髪の仕組み

育毛や薄毛対策をする前に、髪がどんなものなのかを知っておく必要があります。ここでは髪の構造から、生えてくる仕組み、ホルモンとの関係などを説明していきます。髪の構造を知ると、細い毛の中がこんな構造になっているのかと不思議な気持ちになってしまいます。

髪の構造

それでは髪の構造を皮膚の断面から見た図と、髪そのものの中の構造から見ていきましょう。皮膚の中にある髪は場所によって様々な呼び方があります。

構造

普段私たちが髪と呼んでいるものは、皮膚の表面に出た部分で、正式には『毛幹』と言います。皮膚の中にある部分を『毛根』、その毛根を包んでいるのが『毛包』と言います。髪を抜くと、皮膚の中にあった根元の部分が太くなっているのですが(分かりづらいですが)、その部分を『毛球』といい、その毛球は『毛乳頭』『毛母細胞』『色素形成細胞』からなります。毛乳頭は皮膚の真皮からの神経や血管があり、髪が生えることばかりではなく、成長や髪への栄養面にも重要な役割をしています。

髪の構造

断面図

細い髪の中を見てみましょう。髪は外側から中心に向かって、キューティクルと呼ばれている『毛表皮』、コルテックスと呼ばれる『毛皮質』、メデュラと呼ばれる『毛髄質』の3層からなります。次からそれぞれの説明をしていきましょう。

髪の断面図

キューティクル(毛表皮)

この言葉はCMなどで耳にして、誰でも知っていることでしょう。キューティクルは髪の表面をウロコ状に覆って形成されています。髪内部のたんぱく質である、ケラチンや水分を保護する役割をしていて、キューティクルが整っていてはじめて髪に艶が出ます。

コルテックス(毛皮質)

キューティクルの内側にあり、髪の内部のほとんどを占めます。髪の色や太さ、強さなどを決定づけているものです。髪の水分量をコントロールしている部分でもあり、健康な髪だと、水分が11〜16%に保たれています。

シャンプーなどで髪が濡れると、水分は一気に35%前後まで増え、『膨潤』と呼ばれる状態になります。水分を含んでいるのはコルテックスだけですので、このときに無理にブラッシングをするとキューティクルが無理に伸びることになり、傷つけてしまいます。

一度傷ついたキューティクルやコルテックスが元に戻ることは容易ではなく、傷ついたキューティクルからたんぱく質や水分が出てしまい、髪のハリ・コシがなくなるばかりではなく、パサついて枝毛、切れ毛が増え、毛先も赤っぽくなってきます。

メデュラ(毛髄質)

髪の芯になる部分で、内部の中心にあります。多くの気泡があり、空気を含んだ状態になっていて、メラニン色素を含んでいます。全ての髪にメデュラが含まれているわけではなく、全くないもの、途中で途切れているものなどがあり、太い毛には多く含まれていて、反対に細い毛には少ないものになります。それより細い産毛や赤ちゃんの毛にはほとんどといって良いほど含まれていません。

発毛の仕組み

1日に髪が伸びる割合は、約0.3〜0.4mm、1ヶ月でおおよそ1cm伸びることになります。髪の周期をヘアサイクル(毛周期)といい、髪が生え、成長して脱毛するまでの間をいいます。このヘアサイクルは大きく3つに分けることができ、成長期だけでいうと細かく3つに分類することができます。男性が3〜5年、女性が4〜6年のサイクルになります。

成長期

毛母細胞が4〜6年かけて活発に働いて髪が伸びる時期を言います。初期成長きから始まり、3つに分けることができます。

  1. 最初の髪が生える段階で、古い髪が脱毛しようと毛根から離れると、その奥で分裂をはじめた毛母細胞が新しい髪を作り始めます。
  2. 毛母細胞によって新しく生まれた髪は、毛根から離れた髪を押し上げていき、ブラッシングやシャンプー時に簡単に抜けるようになります。
  3. 古い髪が脱毛すると、新しい髪が成長をはじめます。毛乳頭の毛細血管から栄養分が運ばれて、髪が太く成長する時期になります。

退行期

それまで活発に働いていた毛母細胞の髪を成長させる昨日が徐々に弱まってきます。髪の成長が止まり、抜け落ちるまでの準備期間のようなもので2〜3週間この状態が続きます。髪の成長の休止期間と考えるといいでしょう。

休止期

退行期を経た髪は毛球が萎縮しています。毛母細胞から離れた髪は完全に成長が止まり、抜け落ちる準備のために徐々に上に押し上げられて行きます。数ヶ月この状態が続き、この髪の奥では新しい髪が作られ始めます。

脱毛

休止期間を数ヶ月経た髪は、新しい髪に下から押し上げられて自然に脱毛していきます。こうして新しい髪が成長しはじめます。

男性ホルモンとの関係

男性ホルモンと髪の関係は昔からささやかれていますが、どんな関係があるのでしょうか。男性ホルモンといえば体毛を成長させる働きのあるホルモンです。しかし、頭髪に限っては脱毛作用のあるホルモンなのです。

そのため頭がはげあがっている人は、男性ホルモンが多いせいだとよく言われていますが、このホルモンによる髪の発育に対する阻害は誰でも起きるわけではなく、男性ホルモンの量には関係ないというのが現在の常識になってきています。

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